2022年11月26日 (土)

『ダブリンで日本美術のお世話を』

読みました。

ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4582836639

 

著者は1960年にアイルランドに渡り、1970年より長きに渡ってダブリンのチェスター・ビーティーライブラリーの収蔵作品の整理、保存、紹介に長くたずさわった。

チェスター・ビーティーライブラリーについて私が知ったのは、1995年に東京国立博物館で開かれた「甦る在外名画展」を鑑賞した時だった。記憶違いでなければ、本館特別5室だったと思う。狩野山雪の「長恨歌図鑑」、絹本の巻物仕立てで裏彩色までほどこした極めて美しい作品、中国風を表現するために直線を多用したちょっとくせのある画面に非常に強い印象を持った。

その時、なぜこの作品がアイルランドにあるのか、そのそも所蔵館がミュージアムでなく、ライブラリーを名乗っているのはなぜなのかなど疑問に思いながら、積極的に調べることなく今日まで来てしまったが、この本によって知りたかったことのほとんどすべてについてわかった。

2022年11月24日 (木)

達身寺のクラウドファンディング

丹波地方にあり、数多くの一木造の仏像を伝える達身寺がクラウドファンディングを募っています。

本堂の老朽化が進んでいるが、指定文化財でないため自力での修繕となり、とくにかやぶき屋根の傷みがはげしいとのことです。

期限まであと7日となり、現在目標額8百万円の88%まで集まっているとのこと。達成できることを願っています。

 

https://readyfor.jp/projects/tasshinji?argument=wV7LNzgg&dmai=a60ac7bfd02a4b&utm_source=newsletter&utm_medium=email&utm_campaign=20221109rp&utm_content=03

2022年11月18日 (金)

内海隆一郎『金色の棺』

中尊寺金色堂壇下に置かれる奥州藤原氏3代の棺の話である。小説だが、限りなく実話に近い内容と思う。

戦後のまだ占領下にあった時代の中尊寺の窮状から書き起こす。崩壊の危機にあった金色堂や経蔵、その中の宝物の数々を救うために奮闘する中尊寺の中堅僧。一方、新聞社の辣腕の記者は、金色堂内の遺体写真のスクープを狙う。両方の視点によって物語は進む。

その一方で、戦後はじめての花嫁が通るというので、日が暮れて寒くなる中、僧の娘らが行列を待ち続ける描写など、全体の筋とはあまり関係のないシーンが美しい彩りを添えている。

話そのものは、読み手の予測を越える展開はなく、はらはらドキドキはないものの、とてもいい内容だった。1985年に筑摩書房より出版され、1993年にちくま文庫として出されているが、現在は絶版のようである。ちなみに地元の図書館にもなく、取り寄せたのだが、この本を読むことができてよかったと思う。

 

2022年10月26日 (水)

『仏像鑑賞入門』

駒澤大の村松先生の著書です。読みました。

 

ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4087212204

2022年10月16日 (日)

「加耶」展

国立歴史民俗博物館で見てきました。

韓国中央博物館、九州歴史博物館、国立歴史民俗博物館の共同企画です。

加耶は朝鮮半島南部の4小国の連合体で、東から金官加耶、阿羅加耶、小加耶、大加耶。はじめ金官加耶が盟主であったが、しだいに大加耶が勢力を持つに至った。北の新羅、高句麗、百済からの圧力を常に受けつつも、外交と交易でたくみに生き残っていったが、562年までに新羅に併合された。4国は深い関係を持ちつつも、土器の意匠に個性があるなど、独自性を持ち続けた。倭とも深い関係があった…といったことがよくわかった。コロナ禍での延期を経ての展覧会開催となり、見に行ってよかった。

ただし、国立歴史民俗博物館での展示は2つある企画展示室の1つだけを用いる比較的小規模なもの。来年1月からの九博の展示は日本国内の関連資料をさらに加味した、もう少し規模の大きなものになりそうである。

2022年10月 9日 (日)

『奈良で学ぶ 寺院建築入門』

読みました。

 

古建築について学ぶのは難しいという印象があります。各部材の名前が覚えられず、それがどこにあり、どういう役割を担っているものなのかがなかなかわからないからです。今までいくつかの本を読んだり、説明を聞いたりしては挫折を繰り返してきましたが、この本はかなりわかりやすいです。特に、その建築がどうしてそういう印象を与えるものであるのか、それはどんなつくり方をしているからなのかがよく示されていて、面白く読めました。

 

ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4087212020

2022年10月 1日 (土)

北鎌倉古民家ミュージアムに行きました

北鎌倉古民家ミュージアムは北鎌倉駅からすぐのところにあります。何度となくこの駅を利用しているのに、このミュージアムに入ったのははじめてでした。

現在は開館25周年を記念する展覧会「中世の美」が行われています。仏像が何点も展示され、いずれも大きなものではありませんが、味わい深い像でした。懸仏、狛犬も展示されています。

10月16日までで、会期中は無休。

2022年9月17日 (土)

泉屋博古館東京の展覧会

この春、リニューアルした東京・六本木一丁目の泉屋博古館の展覧会に行ってきました。

かなり驚きました。

京都の泉屋博古館の分館として2002年にスタートしたときには、展示室が2つあるだけの小さなミュージアムでした。正直ちょっと物足りないという気持ちでした。

ところが今や展示室は4つ、ショップ、カフェ、講堂まで備えた、堂々たるミュージアムの成長しています。もともと住友家の土地だったところだそうですが、限られた敷地で、上にも下にも伸ばすことなく、よくここまで変えられたなという感じ。かつてブリヂストン美術館が、ビルの中という限定された空間を非常にうまくリニューアルして驚いた経験がありましたが、それに匹敵する衝撃でした。しかも、それが結構さりげなく行われているのが、とてもスマートな印象があります。

開催中の展覧会は東洋古美術の作品によるもので、国宝に指定された美術が2点でています。1点は鏡像で、とてもよく見えます。もう一点は中国絵画作品。こちらもとてもいいです。

2022年9月 4日 (日)

『東京大森海岸ぼくの戦争』

読みました。

 

ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4480803894

2022年9月 2日 (金)

『仏像に恋して』

読みました。2010年の出版ですので少し古いですが、とてもいい本だと思います。

 

ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4404039514

«映画「梅切らぬバカ」

無料ブログはココログ
2022年11月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30