2024年12月 4日 (水)

『戦争は女の顔をしていない』第5巻

コミックです。読みました。

ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4049158984

「小さいことが大きなことに勝っていた。時にそれは歴史全体より勝ることがあった」とあります。

2024年12月 3日 (火)

『バンクシー アート・テロリスト』

読みました。

ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4334044466

バンクシーの出身とその登場の背景、初期から今日までの作品の変遷と各時期における代表作、謎のアーティストであることの意味とそれをどのようにして可能にしているのか、政治的なメッセージを打ち出すことの意義、さらにその活動についての様々な意見についてまで、非常に幅広く説明し、また論じている。

2024年12月 1日 (日)

「仮面絢爛ー中世音楽と芸能があらわす世界」

神奈川県立歴史博物館の特別展です。見てきました。

正直なところそれほど期待を持たずに行ったのですが、案に相違し素晴らしい展覧会でした。

中世の舞楽面、行道面は耳までかぶるので奥行きがあり、立体感がすごいのです。仏像ではお顔の数十センチ前でまじまじと見るということはできないことですが、面の展示は本当に近くで見ることになり、それぞれの造形の妙を堪能できました。

12月8日までです。ぜひ!

2024年11月30日 (土)

『板上に咲く』

読みました。

ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4344042391

2024年11月29日 (金)

東京国立博物館本館第11室

毎回展示替えのたびに楽しみに訪れている東京国立博物館本館1階の彫刻展示室ですが、12月2日から来年4月7日までのおよそ4ヶ月間、閉室となるそうです。

昨日、のんびりと見てきました。

現在(12月1日まで)は、仏像彫刻12件が展示されています。繰り返し展示されている像が多いですが、東大寺伝来で旧セゾン美術館が一時所蔵しており、今は文化庁所蔵となっている大黒天像や館蔵の帝釈天像(平安時代)、地蔵菩薩像(鎌倉時代)は比較的展示されることが少ない作品かもしれません。

2024年11月28日 (木)

『語り出す奈良』

読みました。

ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4863101531

奈良国立博物館で学芸部長をされていた西山厚さんの著作です。毎日新聞奈良版の連載がもとになっています。

玄奘三蔵がインドのあるお寺で観音菩薩に花輪を投げるエピソードがとても印象深いです。その寺では仏像から7歩ほどのところに柵が設けてあり、その外から花輪を投げて観音像の手などに引っかかると願いが叶うと言われており、玄奘は3度投げて、そのすべてが像の手や臂、首にかかります。

一つめの願いは旅の無事、二つめの願いは兜率天に生まれ変わって弥勒菩薩に仕えること、そして三つめの願いは‥これが意外な内容なんです。

ご興味がありましたら、この本でお確かめください。

2024年11月25日 (月)

『コレラの時代の愛』

読みました。

ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4105090142

50年以上の時間が500ページの分量で描かれます。しかもその時間は行きつ戻りつして、複数の登場人物の視点から描かれますが、通底するのはコレラの蔓延と内戦です。これらは表面的には常には現れていませんが、ところどころで姿を現し、どきりとさせます。

時間が進むことで、それまでなかった新たな生活の手段や習慣、制度が現れ、かつての当たり前は自然に失われたり不自然に壊されたりますが、その間ずっと別々に生きてきた主人公2人は晩年を迎えて、過去を離れ、あるいは過去と離れられないままに共に川船の旅に出ます。

2024年11月24日 (日)

鎌倉国宝館の展覧会

見て来ました。

あまり広くない空間ですが、いつもの鎌倉の仏像彫刻の展示に加えて「鎌倉の伝運慶仏」「鎌倉旧国宝展」が行われています。

教恩寺の阿弥陀三尊像や建長寺の地蔵菩薩坐像(旧心平寺本尊とされる像だと思います)が展示されています。

12月1日までです。

2024年11月21日 (木)

『生き心地の良い町』

読みました。

 

ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4062179973

著者は徳島県海部町(現在は合併によって海陽町となっている)の自殺率の低さに注目して、その「生き心地の良さ」の理由を追求していく。その手法は観察と聞き取りとアンケートとそして統計の駆使。それぞれについて難しさや気をつけなければならないことがあり、この本ではそれらを惜しげもなく開陳してくれているので、大変興味深い。自殺というシリアスな問題を扱うそのデリケートさや、自殺率が高いことでなく低いことの理由を探求することの難しさ、そして得た結論をどのように社会に還元するのかについても言及している。素晴らしい本だと思う。

 

2024年11月17日 (日)

東京長浜観音堂の展示

見てきました。

現在、高月の渡岸寺の十一面観音像がおいでましになっています。渡岸寺には大変有名な国宝十一面観音像が所蔵されますが、それではなく、小さな檀像様の十一面観音像です。とても可憐で美しい像で、間近に見ることができます。12月1日までです。

東京長浜観音堂は日本橋駅の近くのビルの4階にあり、その前身は上野で開かれていた長浜観音ハウスでした。「観音の里」として知られる長浜市が、守り伝えてきたさまざまな仏像の魅力を発信するために設けたもので、寂しいですが、いよいよ今期で終了になるそうです。

https://kannonnagahama.wixsite.com/website-1

«「ごんごろ鐘」(ネタバレありです)

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